ブックハンティング

叡啓大学が開学した直後は唯一のIT系教員だった僕。なので、学術情報センター長の役職を拝命し、ITの業務だけでなく図書館業務もやったりしてます。本屋の息子として本は嫌いじゃないので、ある意味、適職なのかも。

ブックハンティング中の学生

その図書館業務のひとつに学生による選書イベントがある。その名も「ブックハンティング」。街の大きな本屋さんに学生たちと出かけ、学生が欲しいと思う本をどんどん選んでいく、そんなイベントをブックハンティングと呼んでます。もちろん、学生が選んだ本の全てを購入するわけじゃないけど、学生の意向に沿って本を購入する、学生にとってまたとない機会だと思うのです。

今回参加してくれた学生は11名。学生たちに本のバーコードを読む機械を渡し、学生は本を選んでは機械でピッ、選んではピッを繰り返す。学生は思い思いの本を選んではピッ、ピッとやっておりました。

僕は「まぁ、行かなくてもイベントは淡々と進むでしょ」と思いつつ、1回目だし興味本位で参加してみることに。僕には選書の権利がないものの、学生たちに混じって本棚の間を移動。「あぁ、この本屋さん自体がうちの図書館だったらなぁ」と夢とも言えない妄想を持ちつつ、本棚の間をウロウロ。だいたい僕が本屋さんに行く時は欲しい本が決まってて、その本が多いてある本棚を目掛けて移動することが多く、普段は絶対に行かないような本棚の間を歩くのは新鮮でした。「へぇ、こんな歴史の本が出てるんだ」とか発見があったり、昔読んだ宗教の本を見つけては「あー!この本懐かしい!」なんて思ったり。あてもなく本を探すのは面白い。こんな感覚、久しぶり!お休みの日とか、ふらっと本屋さんに行って、普段読まない本を見て回るの、面白いかも。

いや、しかし、自分が住む街に、ある程度の大きさの本屋さんがあるのは本当にありがたいと思った。叡啓大学から歩いて10分のところに大きな本屋さんが2軒もあるのは感謝しかない。知らない本との出会いは本屋さんでしかできない体験だもんね。ついついAmazonを使って本を買っちゃうけど、持って帰るのが重くて大変でも、ちゃんと本屋さんで買って支援しなきゃって改めて思ったのでした。


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