タイ駐在中(2004年10月11日〜2008年10月5日)に書いていたブログ記事

国際シンポジウム

SOI ASIAシンポジウム本日は、「スマトラ沖大地震によるインド洋大津波:アジアの大学から世界へ‐今大学が果たすべき役割」という国際シンポジウムを開催した。昨年12月26日の災害以降、我々にできることはないかないかと考え、我々が持っているインフラとコンテンツをうまく活かして現地の大学を支援していくことを最終的な目標にした。その第一歩としての国際シンポジウムである。

このシンポジウムは、日本、タイ、インドネシアの3ヶ国をメインの参加国とし、AI3プロジェクトのインフラを利用してマルチキャストを利用した相互接続を多地点でおこなった。専門用語が並んでるので良くわからんと思いますが、ようするに多地点でテレビ会議を同時におこなうみたいなことをイメージしてもらえばいいと思う。もちろん、マイクロソフトのメッセンジャー系のソフトウェアより質が良いので、より円滑にコミュニケーションが取れる。メインの3ヶ国の他、興味を持ったSOI ASIAプロジェクト参加大学もマルチキャストを利用して会議に参加し、最終的にはフィリピン、バングラディッシュ、カンボジアなども参加してきた。いずれも海をもち、いつ津波の被害に遭ってもおかしくない国々ばかりだ。

シンポジウムは、日本からは東北大学の今村先生による今回の災害についての講演にはじまり、タイのチュラロンコン大からAnat先生、Panitan先生、同じくタイのプリンスオブソンクラ大からSuchart先生がプーケットやピピ島、カオラックの現状報告をした。その後、慶応大学の金子先生が阪神大震災の教訓を基にどのように復興を薦めるべきかの講演をし、インドネシアの最大の被害地域であるアチェにあるシアラクラ大学からRizal先生、バンドン工科大のRatief先生、ブラビジャヤ大学からSusilo先生の講演と続いた。最後に、災害からの復興に際して大学の役割がどうあるべきかのパネルディスカッションをおこない、シンポジウムも終了。どの会場にも多くの人が集まり、また直接会場に来れない人もインターネット経由で参加し、非常に活発に議論がおこなわれた。今後の活動に向けて非常に大きな一歩が踏み出せたんじゃないかと思う。

実は、アチェはインドネシアの中でも独立志向が強く、反政府組織が実権を握ってたりして、インドネシア国内における復興のあり方が非常に難しい地域だと先日会ったJICAの友達から聞いていた。今回、大学間協調という枠組みで、バンドン工科大学、ブラビジャヤ大学、シアラクラ大学のインドネシア国内の大学が共同で何かをしていこうという方向に進んだ意義は大きいと思う。その一端を支援できた意義は大きいかもしれない。

さて、主催したと書いたものの僕は主催の端の方で動いていたにしか過ぎない(笑)会場であるAITにおいて技術的な準備をおこない、当日はタイ会場のディレクターをしたぐらい。コンセプトメイキングには関わってないのです。コンセプトメイキングをした人々には頭が下がります。

当日の裏話はいくつかあるんだけども、IT戦略会議から突然(?)小泉総理大臣が会議に参加したなぁ。一部のマスコミでも報道されていたようなので知っている人もいるかな?あと、当日は会議中に技術的なハプニングが発生したりしててんやわんやだったなぁ。タイ会場の議事進行をどうするべきか、瞬時に判断して方々にお願いしてまわる。Anat先生がお願いした以上に上手に話を進めてくれたので非常に助かりました。しかし、あのハプニングはストレスフルだったなぁ。僕は普段はのほほーんと仕事をするタイプなんだけど、なんか絶体絶命の状態になったらパチンとスイッチが入ったようにすごい集中力でいろんなことをするようになるタイプ。過去、何度かそういうことがあったなぁ。今回もそうだった。いつもスイッチが入ってりゃもっといろんなことができるんだろうに…と思うんだが、どうやら人間的にそうじゃないらしい(笑)

いやー。でも長い一日だった。しかし、今後の我々の活動にとって重要な一日になったに違いないと思う。何十年か後にこの日を振り返る日が来るに違いない。


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コメント
  1. 大変だったようですねぇ。
    ご苦労さまです!

  2. でも、良いシンポジウムになったようで良かったです~。
    もっと早めに告知していれば、よしさんにも来て頂けたかもしれませんね。気がつきませんでした。すみませぬ…(>_<)

  3. まいぺんらいです!

  4. よしさん、ありがとうございます~。

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